#01始まりはいつから? から続き↓
1週間の半分も学校に行けてない。そのうち1週間まるまる欠席。うちの子ついに不登校かな。そもそも不登校の定義って何なの?調べてみたら、年間の欠席数が30日以上となった状態だそう。とっくに当てはまってる。そうか、「学校に行きたがらない」を通り越して、「不登校」か。私も学校はあまり好きではありませんでしたが、行かないという選択肢がなかったので自分の子供が不登校になるなんて想定外でした。
ネット・ゲーム依存なの?
朝の体調不良も休みが決まれば割と元気。最初のころは1時間でも勉強していたのが、だんだん机に向かうことも少なくなっていく。何をしてるのかと言えばゲーム。やってもいいけど、勉強もして欲しい。先に勉強したら?と言うと「具合悪いから横になる」と布団に戻る。私がいない日は結局1日中ゲームと動画を見続けている。画面の見過ぎで眼も頭も疲れてしまう。大人でも切り上げるのが難しいのに、子供なら尚更他のことが手につかなくなっちゃう。どうにか辞めさせなくては!!
- 一緒に時間を決める→守れない
- 制限をかける→違う端末を使い始める(パスワードを上手に探し当てるものです)
- 制限しないから1つでもいいから勉強する→具合が悪くてできない
いろいろ試してみましたが、どれもうまくいきませんでした。今考えれば当然です。全部親の希望であって、本人の希望ではないんです。私がこうしてみようって言ったら「わかった」としか返せなかったんだと思います。これを繰り返していくうちに、私と子供の関係性も悪化していきました。私は自分の言うことを聞かない子供にいら立ち始めていて、子供は思うようにできない自分を責めていたんだと思います。学校に行けなくなったこととは別に、このやり取りが更に子供の自己肯定感を低くしていったのです。
親ですから、子供の心配はするでしょう。将来のことを見据えて、特別じゃなくていいから普通レーンを走れるようにと願うのは間違いではない。だけど、普通ってなんでしょうね。子供はそれを望んでいるのでしょうかね。
「ママは正しいことしか言わないよね」
なんのやり取りで子供に言われたのか忘れてしまいましたが、すごい衝撃を受けたのだけは覚えています。なんとも言えない心の距離を感じました。正論しか言わないって、だって私も割と真面目に生きてきましたから。それがいけないの?どういうこと?
相変わらずゲーム三昧の日々を過ごす我が子。私は仕事も忙しくて、だんだん思考も追いつかなくなっていきました。最初は子供のことが気になっているけど、忙しすぎて仕事に没頭します。あー今日も疲れたなと思った時、没頭できることがないって辛いんだなと感じたんです。気分が乗らなくても出勤して、どんなに悩んでいても仕事の時間は集中しています。それが無かったら、ずっと子供の不登校と将来の不安が頭から離れないということです。
ゲームをするのは自分を守るためだった
夢中になれるものがない、没頭できるものがない。
よく考えたら怖いですよね。ずーっと嫌な感情がぐるぐるしているということです。それを助けてくれるのがゲームだった。手っ取り早く集中できる物がそれしか無かったんです。一人で家にいたらそうなります。危うくそれを取り上げるところでした。現状では切り離すことの方が危ないんだなと判断しました。視力低下も生活リズムの乱れも心配でしたが、心の休息に必要なことだったんです。
#03起きてこない日々 へ続きます。
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